2004年3月24日(水) 17時48分12秒 更新
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江戸前
・
大阪
福来寿司
■
□住所
宮城県仙台市青葉区旭ヶ丘4-29-15
□連絡先
022-272-5700
□アクセス
黒松駅より徒歩5分(
地図はこちら
)
□営業時間
AM11:30〜PM2:00
PM5:00〜PM10:00
□休日
毎週火曜日(祝日は営業)
仙
台駅から県道仙台泉線を北上すること15分。北根三丁目交差点を右に曲がり、台原森林公園橋を渡ると右手側に旭ヶ丘4丁目住宅街が見えてくる。そのほぼ中心地に今回のお店である
「福来寿司」
さんがある。
こ
のお寿司屋さんの歴史は古く、この地においてもうすでに25周年、人間にすれば銀婚式といった具合である。
「いやー、それもこれも全てお得意様のおかげです。」とシャキシャキと語るのはこの店の女将さん。
ついこの間は常連客の皆様によって、記念パーティーを催して頂いたとのこと。
し
かも、この常連さん方はこの旭ヶ丘以外の方々も多く、中にはタクシーでもってこられる方も。
このお店の店内としてはカウンターに6席、座敷においても3つのテーブル(12人)といった具合である。「よく皆さんカウンターを好んで座ってくださるんですよ」と女将さんがおっしゃったので、すかさず、「それじゃやっぱり親方の人徳なんでしょうか。」と尋ねてみたが、やはり親方からは無回答。寡黙な職人さんという感じだ。
そ
んな親方の黙々とした握り捌きから、にぎり(上)とこのお店の名物とも言うべき大阪寿司のバッテラ寿司から「しめ鯖」のバッテラと「穴子」のバッテラが出された。このバッテラに関しては、取材陣の大半も初めてだったので、半ば緊張した面持ちで食べようと、穴子のバッテラを醤油につけたそのときでした。「それに醤油なんかつけちゃ駄目。」と女将さんに一喝されてしまいました。もうすでにお店の25年秘伝のたれでもって出来上がった状態なのでそのままの味で頂いてくださいとのこと。
「まぁ、この辺のお店では珍しいと思いますよ。うちぐらいですよ。穴子を生きたまま買ってきて、それをおろし素焼きにして、タレでもって味付けをするというのは。」と語る女将さんの一言に恐縮してしまいました。やはりそれだけの長年のお店の努力があってか、柔らかい食感と、和食の良さを知り尽くした料理人が創る料理は、味でもうならせてくれる。
ま
た「しめ鯖」においても、油が最高に乗ったところを親方が自ら見極めて仕入れ、時には一匹3、000円を超えるときもあるそうです。更には仕入れできない時期に備えて、−50度の冷凍庫に貯蔵して、鮮度を保っておくとか。
少々仕入れの値段が張るが、「値段を安くして素材のランクを落とすなんて…本当に美味しいものを召し上がっていただきたい。」という言葉とその日、店で出会ったねたの新鮮さに納得。
「あ
とその握りの方で雲丹なんか食べてみて」と薦められたので、じゃんけんに勝ったカメラマンが食べたところ、もう1分間ぐらい"絶句"といった状態で、気を失ったのではないか心配するほどの悦び様。「おいしいでしょう。」とその場の適切な状況をおっしゃってくれた女将さん。それに対しレポーターが二、三度大きく頷いた。何でも、以前韓国人留学生がこのお店にきた際、この雲丹の握りを薦めたところ、韓国での雲丹というのは苦いので食べられないから結構と断られたのだけれども、是非と言う事で薦めた所、その味に感激して帰っていったとか。(その後来る度に訪ねてくる様になったとか。)
「こ
のバッテラにしても、ほかの御寿司の値段にしても実は10年前とそのままの値段なんですよ。(バッテラにしても600円、握り(並)にしても1000円である。)ランチの時には、コーヒのサービスもつく。私としては上げたいんだけど、親方が…。」このご時世なんだからと言う事で反対されているのだ。しかし親方自身はけっして出来上がりの材料などを使ったりはしない。
おそらく、安価な値段と新鮮なネタ、だんだん失われつつある人との「暖らん」を求めて、キープしたボトルでもって今宵も常連さん達は、一日の楽しいひとときをすごすに違いないと思うと、私はこの人達がこの飽和した飲食店の中から一粒の宝石のようなものを見出したくらいの発見をしたように思えた。もし寿司屋に関して何らかのうんちくがある方、是非一度こういったお店の暖簾をくぐってからやっていただきたい
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