肴町公園の向かい側、どこか下町を感じさせる様な通りに今回取材をさせて頂く「すずりき」さんがあります。
以前は魚の卸「鈴力水産」と、通町に割烹店「鈴力」だったそうです。
先代は、新しいことを色々取り入れまた、仙台で初めて生簀料理を出し「寿々力」を高級嗜好割烹店にしたそうです。
しかし、五代目の親方は、誰でも気軽に入れて、おいしい新鮮なお料理を食べて頂きたいという事で、去年12月にお店『すずりき』をリニューアルオープンしたそうです。 |
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メニューを拝見させて頂くと、お刺身を中心に煮魚、焼き魚などお魚のメニューが多いようです。
「刺身盛りを中心に煮物なんかも良く出ますね。メニューを見てもらうと分かるけど、創作料理はあえてださないんです。シンプルな素材本来の旨味を生かしたものを出したいんでね。懐石料理も手をあまり銜えないんです。鮮度の良い魚をそこまでしたら勿体無いかなと思って」とのご主人のコメントに素材の新鮮さに対するこだわりを感じました。
メニューはその日の仕入れにより毎日変わるそうです。
おまかせで2,000〜3,000円ぐらいで、量も味もじゅうぶん満足のいくお料理を作って下さるそうです。 |
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メニューの最後にコース料理が書かれてあり、その中でも目をひかれたのは「お父さん頑張れコース」です。お酒を中心に飲みたい方の晩酌コースだそうで、小鉢もの、お刺身、焼き物、塩辛、そして日本酒がついて1500円というお値段でした。
女性が頼んでもいいそうです。日頃、お疲れのお父さんにはリーズナブルでしかも、色々楽しめて嬉しいのコースですね。
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日本酒で何がおすすめですかと聞いたところ、
「山形の『我流杜氏(がりゅうとじ)』ですかね。仙台で置いてあるのはここだけかも知れません。あまり聞いたことないでしょう?」
「ちょっと癖があるんですが、でも飲み口がよく日本酒を好まれる方には人気です。」確かに聞いた事が無い名前でした…それで、早速試飲をさせてもらう事に。
親方が持ってお酒を入れて運んできてくださったのはのは木のとっくりと、おちょこでした。
木の香りがとても良く、我流杜氏の香りととてもマッチしていました。一口飲んでみると、すーっと喉に入っていきます。喉をすぎると独特のからみが残りますが、いつまでも残らず、すっきりとした美味しさでした。人気なのもうなずけます。日本酒では澤の泉が売れ筋だそうですが、我流杜氏もお酒好きの方には、人気急上昇中だそうです。 |
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料理では「サメの心臓の沖漬け」「サメの心臓の刺身」「あら煮」を頂きました。
サメの心臓は人気商品で、仙台では取り扱っている所は少ないそうです。 |
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サメの心臓の沖漬けは600円というお値段でした。
弾力があり、こりっとした触感がとても珍しくぺろりと平らげてしまいました。
お酒のお肴にはもってこいです。
食べた後味は舌にほんのりと甘味がのこり、本当にこれが心臓なのかなと思ってしまう程でした。 |
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次のサメの心臓の刺身ではモウカザメの心臓を使っているそうです。
地元の方が食べたりして、あまり流れて来ないそうでとても貴重な物だそうです。
これも弾力があり、こりこりした歯ごたえがとても刺身とは思えない程でした。 |
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あら煮は味付けがさっぱりしていてそれでいてしっかりとおだしが利いていて、素材の味を引き出していました。
すずりきにいらしゃるお客様は年齢層が高いので、味の付け方は薄めにしているそうです。
素材に色をつけない様にしていると聞いて、ここでもご主人のこだわりを感じました。 |
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石巻、気仙沼、あたりに週2回親方自らが魚を仕入れにいくそうで、
「仕入れるコツは…」と言う問いに対して
「誰が見てもよい魚はすぐわかるものですよ。そういった肴だけを仕入れて来ます。濁りが無く、色つやが良く、触った感じの弾力などを見て。」
「後は、ぱっと見た瞬間にこれだと思うものを買って来ますね。見た瞬間悩む様なら買って来ません。」と即答。
素材選びには、本当にこだわっているのだな〜と、改めて納得しました。 |
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こんな新鮮で良い素材しか使わないからこそ、本当の意味でのおいしい料理を出されているのだと思いました。
昨今、新和食・創作料理と、和食というよりは、従来のスタイルを根本から覆したようなお料理が多い中で本来の和食・和が持つ新鮮な素材を活かした、素材本来の味を生かしたお料理に出会った気がします。
すずりきでは宴会も行っているそうです。貸し切りも出来、収容人数は16〜18人ぐらいで、電話で要予約をして下さい。
予算にあわせてもくれるそうです。大体料理は4,000円くらい、飲み物を入れて5,000円位が目安でしょうか。 |
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「料理自体はすごくシンプルだけど、素材を生かした味でお客様には出しているよ。すずりきはアットホームな存在です。言ってみれば、隠れ家的な存在で、美味しいけれども他人に教えたく無い店になればいいなと思っています。まだまだ、始まったばかりで、もっと何をしようかと検討中でもあるんですけどね。」との親方のコメントに、和食のこだわりを痛感させられました。
シンプルでも素材にこだわった料理、日頃忙しくコンビニのお弁当やファーストフードが多くなってしまったこの時代に、もう一度和食の楽しみを味わってみては如何でしょうか。
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